40歳を過ぎた頃から急に出る臭い

m_05「加齢臭」とは、文字通り年齢が高くなってきた人が多く出すようになる臭いの一種です。

ただ臭いは全ての人で一定というわけではなく、人により「古い本のような臭い」や「ろうそくのような臭い」というふうに表現されたりします。

また正確には加齢臭と少し違うのですが、中年男性独特のポマード臭やタバコの臭い、缶コーヒーを飲んだあとの口臭なども広い意味で「加齢臭」として扱われることもあります。

ここで説明するのはそうした広い意味のものではなく、年齢が進むことで自然に出てくるようになるなんとなく「年寄り臭い」臭いの代表としての加齢臭です。

加齢臭の原因になっているのは、中年期以降に体の皮脂腺から分泌されるようになる「ノネナール」という物質です。

人の体の中で起こる酸化は全て老化現象の原因となりますが、皮脂腺から出る皮脂が過酸化脂質によって酸化・分解をされることで「ノネナール」という物質に変化します。

この酸化現象は年齢が高くなると急増する性質があるため、年齢が高くなると急に臭いが強くなったように感じるのです。

男女によって異なる加齢臭

ノネナールを原因とする加齢臭は男女ともに関係なく出てしまうものなのですが、そこに男女別の体質や生活習慣が加わることで個人によって異なる強さの臭いを生み出してしまうことになります。

世間的なイメージでは加齢臭は中年以降の男性に起こるものというふうに感じられますが、女性にも同じく特有の加齢臭があり人によってはかなり大きな悩みになってきます。

男性の方が臭いが強いイメージがあるのは体表面に出る皮脂の量が女性よりも多く、また加齢臭を増加させる生活習慣を男性の方が多くとりがちだからです。

加齢臭が強い中年男性にありがちなのが、「毎日きちんと風呂に入らない」「タバコを吸っている」「脂っぽい・塩分が高い食事が多い」「大量の飲酒習慣がある」というようなものです。

若い時期からも体表面からは皮脂が出てきますが、肌のターンオーバーのサイクルが早いためきちんと入浴をしていればそれほど強い臭いになることはありません。

しかし年齢が重なると出てくる皮脂の質も悪くなり、いつまでも同じ皮脂が体表面にありつづけることで強い臭いを生み出すことになります。

若いときから夜更かしや深酒、ヘビースモークにクセがついている人などは中年以降の代謝が落ちた時期に急激に体質が変化して強烈な臭いを生み出してしまうと思っておいた方がよいでしょう。

女性の加齢臭の原因

一方で、女性の加齢臭も体質によって大きく異なってきます。

基礎的な肌の代謝が落ちることで加齢臭が強くなるというのは男性と同じなのですが、女性の場合にはそれにくわえて閉経前のホルモン分泌量の乱れが加齢臭の原因になってきます。

女性ホルモンには排卵日前に多く分泌されるエストロゲンと、排卵日から生理までの期間に多く分泌されるプロゲステロンがあります。

中年期以降にはこのプロゲステロンの分泌量が増加してくるため、これが皮脂量の増加を促して加齢臭を強くする原因になります。

ですので女性の加齢臭の場合には常に一定ではなく一ヶ月のうちで臭いに変化が出てくるということがよくあります。

中年期以降の女性ホルモンは食生活や生活習慣によって大きく変化してくるため、男性同様食生活に気をつけて極端な体内リズムの乱れが起きないようにしていく必要があります。